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青年海外協力隊の平成22年度第4次隊員として、2011年3月から2013年3月までアフリカのガーナに派遣されています。ガーナの真ん中ら辺にあるのどかな田舎の高校で、コンピュータの授業を担当しています。


by エスパー

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ガーナその409

朝。

我が家を後にしてメインストリートまで出てみれば、明らかにヤバい空模様。
ガーナその409_b0207724_16113923.jpg


こりゃあ間違いなく一雨来るなあと思い、急いで学校に向かって、

校門をくぐり、キャンテーンで朝ご飯を買おうと列に並んだ瞬間、

堰を切ったように空が泣き出しました。


慌てて近くの建物に避難。

あと2ブロック移動できればコンピュータラボなのに、この土砂降りでは確実に無理・・・。


困った顔で雨宿りしてたら、ふと体育の先生が現れ、彼の部屋に招待されました。

この学校に1年以上も配属されてんのに、体育教官室の存在なんて初めて知りましたよ。
ガーナその409_b0207724_16182110.jpg


体育教官室特有の、独特のニオイに、運動会の時にしか使わなさそうな謎の器具がわんさか。

ああ、この辺はどこの国も一緒なんですね・・・。




けっきょく、この部屋には雨が止むまで2時間ほどお邪魔させて頂きました。


雨足が弱まったところを見計らって、コンピュータラボのある図書館まで行くと、

まさかの職員会議2日目が開催中。


だからさあ、なんでそんなに話すべきネタがあるのかなぁ・・・。

まあでも、さすがに今日は半日で済んだからまだ良かったですけども・・・。




その会議の休憩時間のこと。

図書館の隣のブロックにある男子寮から大騒ぎする声が十重二十重。
ガーナその409_b0207724_16274997.jpg


どうやらドミトリーにふとん(マットレス)が届いて、それで狂喜乱舞しているらしい。

じゃあさ、今までどうしてたの? 床に直寝?

そんなら、ハシャぐのも無理ないか・・・。


ふとんを前に、彼らのテンションは収まることなく、むしろ上がる一方。

そして上がりきったボルテージを解放すべく、なぜか水たまりで泥相撲がスタート。


ほどなくどこからともなくバケツを持ち出して、泥のぶっかけ合いに発展。

マジ切れする生徒、続出。


あのさあ、キミら高校生だよね・・・。

もう少し節操を持つというか、常識を弁えるというか、空気を読んで・・・って、ムリか。



帰り際、女子寮の方からも同じような悲鳴が聞こえたんですけど、

その後の展開を気にするようなことは全くなく、私は静かに学校を去りましたとさ。
by ito_akihiro | 2012-05-11 23:59 | ガーナ1205