青年海外協力隊の平成22年度第4次隊員として、2011年3月から2013年3月までアフリカのガーナに派遣されています。ガーナの真ん中ら辺にあるのどかな田舎の高校で、コンピュータの授業を担当しています。


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カテゴリ:ガーナ1107( 31 )

ガーナその124

では、ここで皆さんに問題です。


先日、私が街を歩いていたらこんなことがありました。


道を挟んだ向かい側にある、とある小学校の校庭の前を通ると、

その学校の児童と思しき子供たちが何やら騒いでいました。


彼らは私の姿を見るなり、様々な言葉で煽り立ててきます。

現地語で“白人”を意味する「オブロニ!」や「ホワイトマン」、

もはや全く意味の分からない「チンチョンチャン」なんて声も聞こえます。


そんな時、私はたいてい無視します。

赴任当時は手を振り返したり、時間があれば輪に加わったりもしていましたが、

今はまったくそのようなことをする気がありません。


関わったところで時間を浪費するだけで、何のメリットも見返りも無いし、

むしろ面倒くさいことに巻き込まれることを回避できるので、犯罪防止にも繋がるはずです。



しかし、今回は訳が違いました。


何度声を掛けても無視し、そのまま立ち去ろうとした私に向かって、

業を煮やした彼らは何かを投げつけてきたのです。


私のすぐそばの地面に落ちたそれを見れば、石や土の塊です。


確かにそれほど大きくなかったとはいえ、

一歩間違えば、大ケガでは済まないことでしょう。


ふと彼らを見れば、まるで屈託のない、それでいて悪気もないような笑顔で、

相変わらず「オブロニ! ハウアーユー!」と煽り続けてきます。




さて、この場合における正解は何だと思いますか?


声を掛けられたのに無視した私が悪い。

子供の失礼な発言に対しては、大人としてきちんと叱責して訂正させるべきだ。

いや、他人に石をぶつけるなんて、そもそも人間として間違ってるだろう。



私は、次のように考えます。


言葉で言って何とかなるのなら、何とかしてます。

百編言って彼らが分かってくれるのなら、百編でも二百編でも彼らに説き伏せますよ。


ただ、これだけは断言できます。

彼らが白人を軽視する態度は、今後何があろうと改善されることはない。



背中を見て分からせるなら、無視するという行為は決して間違いではないと思います。

ああ、白人はこういうことをされると嫌なんだな、

なんてことを少しでも考えてくれれば・・・って、無理だろうね。



それでも、少なくとも、人に向かって石をぶつけるという行為に関して、

「発展途上国なんだからしょうがない」というひと言で片づけるのは、

何のエクスキューズにも、また何の解決にもなっていないと思います。



だからといって、一介のボランティアが、何ができるのか。


「すぐには無理かもしれないけど、一歩一歩、少しずつでもこの国を変えて行くんだ!」

その熱い理想は結構です。


それを批判するつもりなんてさらさらありませんし、

むしろ全ての隊員が心に抱いて任国に来てくれることを期待します。


でもね、悲しいかな、理想と現実は、違うんです。

ホントに、こればかりは実際に現場で活動してみないと、分からない感覚なんですよ。

上手く説明できなくて申し訳ないんですけど。


なんか、これが「残念」とか「不安」がらせている要因なのかなぁ・・・。

でも、個人的にはそれも含めて任国には来て欲しいなあ、と思ったりもします。


そしたら、たとえ現地で壁にぶつかったとしても、

まあ、間違いなく誰しも遅かれ早かれ壁にはぶつかるんでしょうけど、

「ああ、これが伊藤の言ってた“現実”か」ってアッサリ割り切れると思うんですよ。

あ、割り切るか戦うかは、臨機応変に、ね。


たぶんこの国で最初に遭うのは法外なお金をせびってくる空港のポーターだと思われますが、

ある程度の“免疫”が出来たうえならば、彼らの洗礼を浴びたとしても、

おそらく「これがガーナか・・・」って割り切れると思います。


少なくとも私は割り切ります。

戦いません。

きっと現役の隊員はほとんど、いや、みんな割り切っちゃうんじゃないかな?


たまにイイ人に会ったときなんかは、「あれ? 伊藤が言ってたのと違うじゃん!ラッキー」

ってちょっと得した気分にもなれるでしょうしね。





話を元に戻しますと、私の答えは、この国での全てを「諦める」んですよ。

私が我慢すれば、私が割を食うだけで、誰も損しないし、誰も傷つかない。


そのかわり、私は、私が正しいと思う、私なりの方法で、

「私のために」これからもこの国で過ごしていきたいと思います。



ああでも、何度も言うようですが、

決して協力隊員としての責務を放棄したわけではないですからね。


少なくとも私は、誰かを傷つけたり、

誰かにとってマイナスになるようなことをするつもりはないです。


やるべきことは、キッチリやり遂げますから。



上の問題に対する答えは、「石を投げ返す」以外は私は正解だと思いますよ。
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by ito_akihiro | 2011-07-31 23:59 | ガーナ1107

ガーナその123

なんかコメ欄が荒れてますね。



最初に断っておきますが、私は私のスタンスを変える気はありません。


あと、キレイゴトばかり書くとか、美辞麗句ばかり並べるとか、

このブログの内容を変えるつもりも微塵もないです。


これからも“ありのまま”の日常を、“思うがまま”の心情を、

適当に、自分らしく、自分の言葉で、自分のために毎日書き綴っていくつもりです。


少なくとも当面は、ね。


だって、おいらの日記帳なんですもん、コレ。


>書いてはいけないと分かっているなら、書かないでください。

読んで悪影響だと分かっているなら、読まないでください。


板尾さんも言ってるじゃないですか。
b0207724_18513033.jpg

「人の日記を読んだりするのは最低やと思います。」




ただ、誤解を招くような発言があったのも事実です。

ちょっと嫌なことが続いて気持ち的に不安定になってたってのもありますし。


それは、この場を借りてお詫びさせて頂きたいと思います。

申し訳ございませんでした。



というわけで、以下少し弁解を。



私の肩書は、青年海外協力隊員です。

私の任務は、ガーナのとある高校で、ICTの教員となり、ICTの授業を担当し、

またコンピュータ室のマネジメントを担当することです。


この任務を放棄するつもりは、毛頭ありません。


最低限のことは、否、それ以上のことは、

出来る限りのことはする、いや、しなければいけないという使命感はありますし、

義務は義務として、自分が持てる力の限り果たすつもりです。


ただ、それを「自分のために」する。

自分が正しいと思ったことを、自分のペースで、

自分のやりたいように、自分なりの方法でやっていく、そう宣言したかったのです。




以前の日記にも書きましたが(参照)、私が協力隊の道を志したのは、

以前から憧れてたってのもあるし、

単純にカッコ良さそうだからってのもある。

国際貢献がしたいってのもウソじゃないし、

サラリーマンに疲れたから現実逃避がしたい、ってのも本音。


だから、モチベーション的には、最初から他の隊員には劣るのかもしれません。

それを批判するのでしたら、私は何も言い返せませんよ。


全ての隊員が「私は何が何でも任国の人のためだけに頑張る!」

という強いモチベーションを持たなければならないのならば、

それはそれで理想的なのかもしれませんが、

それを皆に求めるのは、私はナンセンスだと思うのです。


ただ、私は訓練所や任国で、色々な隊員の、様々な協力隊への参加理由を耳にしてきました。


これまでに海外で色々な人のお世話になったから恩返しがしたい、

自分の力を試したい、海外で働きたい、単純に日本で就職したくないから、など、

それこそ、百人いれば百通りの理由がありました。


私はどんな理由があっても、構わないと思うんです。


その志のどこかに、ほんの少しでも

「誰か(何か)のために頑張りたい」という気持ちがあれば。




「国のお金で派遣されているから、いい活動をしなければいけない」

という意見は、非常に悲しい考え方です。


実際に、私は予算も無ければ見返りも全くないボランティア活動を、

何度かしたことがあります。


お金もモノも無くて、何から手を付けていいのかすら分からず、本当に困りましたが、

最終的には今あるモノを工夫して使うことやアイデアでカバーして、

そこに集った人のために尽くそうと自分なりに頑張った覚えがあります。


私たちボランティアは、困っている人のために、

自身を必要としてくれる人のために、活動をするべきではないでしょうか。



しかし、私がその部屋にいる中で、私が必要としているモノを盗むという行為は、

はたして私を必要としている人間がする行為なのでしょうか。


確かに私は望んでこの国に来ましたけど、泥棒やひったくりを

「ステイタスを向上させたいから」のひと言で片づけてしまう国を望んだわけではないです。


誰だってそうでしょうけど、ね。




プロ野球選手だからといって、毎打席ホームランが打てるわけではないです。

ちょっと打てない時期が続いて、

「お前は何千万円もの年棒を貰っておいて、何だそのザマは」

なんてヤジりたくなる気持ちは分からなくも無いです。


でも、バットは振らなきゃホームランは打てないんです。

もっと言えば、バッターボックスに立たない限り、何も始まらないんですよ。


私は、自分の授業が無い時でも、高校が休みに入った今でも、

(平日は)毎日朝から晩まで学校に顔を出しています。


そりゃあ、そこで何も出来なきゃ、確かに三振してるだけかもしれません。

チームに貢献できていないのかもしれません。


仮にたまにヒットを打てたとしても、その後が続かなきゃ、チームは勝てません。

だけど、自分がバッターボックスに立つことで、少しでもその後のチャンスや可能性を広げる、

それこそが私の使命なのではないでしょうか。


こないだみたいに、デッドボールで出塁できるかもしれませんしね。

痛みと引き換え、でしたけど。


たとえ三振したとしても、自分が頑張っている姿を見せることで、

よし、俺こそはヒットを打つぞ!と次のバッターのモチベーションに繋げる。

それだけでも、価値があると思うんです。


他のプレイヤーがホームランを打ってくれることを期待してるだけでは、

いつまでたっても“チーム”では勝てませんよ。


自分が自分のために頑張ることって、果たして間違ってるのでしょうか。





自分で言うのもなんですが、現役隊員で私のスタンスを批判する声は殆ど聞きません。

こればかりは、現地で活動してみて、初めて分かることだと思います。


私が腹を立てていることでも、

何でそんな些細なことで、と笑い飛ばす隊員だっています。


逆に私が楽しいと思ってブログに書いたことでも、

他人にとっては不快に感じたり、批判の対象になったりしたことだってありました。


感性ってのは、十人十色なんですよ。


私がこの国に来た当初、

ある先輩隊員同士がこんな会話をしていたのを聞いたことがあります。


A「カウンターパートが居眠りしてばかりで働かないんだけど、どうしよう?」

B「じゃあ、アナタも一緒に寝ちゃえばいいじゃん。」


私が最初にこの会話を聞いたとき、協力隊員として何言ってんだ?

活動放棄を宣言するなんて、協力隊員としてあるまじき発言じゃないか?

と憤慨したものです。


でも、今となってはBさんの発言が、ものすごく理解できるんですよ。

理由は、うまく説明できないんですけど、

でも、今となっては、そういう考えの人もいてしょうがないんじゃない?

って思えるように気持ちが変化してきました。


いや、もちろん理想は、相手国のために、心血も時間も惜しまず注いで、

後世に残せるような2年間の活動を誰もがするってのが最高なのでしょうけど。


でも、頭では分かっているつもりでも、

うまく出来ないことや、思い通りにいかないことが、どうしても出てきます。


どんなに高い技術力を保持している隊員でも、

どんなにコミュニケーション能力の高い隊員でも、

どんなに前向きで気持ちの強い隊員でも、それは同じです。


それは、自分に責任がある場合もあるし、他人が悪いというケースもあります。

“発展途上国”としての限界がそうさせている場合も少なくありません。


それは、しょうがないんですよ。

成り行きを、温かい目で見守るしかないんですよ。


何度も言うようですが、理想は理想。現実は現実です。

そのギャップは、自分の努力で何とかなる場合もあるし、何ともならない場合もある。


今回、私にとって残念なことや、悲しいことが立て続けに起こったことは、

まぎれもない“現実”です。


それは、何事もなく2年間過ごしたかったという“理想”からはかけ離れた、

自助努力では回避したくても回避できなかった“現実”です。




23年度2次隊の情報は、もちろんこちらにも既に入ってきています。

今は訓練の真っ最中でしょうか。

さぞ不安なことでしょう。


私もそうでしたし、おそらくほとんどの隊員が

派遣前には何らかの不安や心配事を抱えていたに違いありません。


でも、間違いなく現地で生活している方が不安ですから。


安心を求めたいなら、こんなトコに来るんじゃなくて、

それをおカネで買える日本で過ごすべきです。


白昼、隊員が複数集まって、カバンをたすきがけにして歩いていた上で

後ろから来たバイクに突然襲撃されたことを、

それを危機管理能力の欠如と指摘されては、外を歩くことなんて出来ませんよ。


不安や絶望感は、私も持っていましたし、今も捨てられずに持っています。

むしろここにきて毎日積み上がっていく一方ですけど、

なんとかなりますから。


なんとかしなきゃ、生きてけませんから。





最後に。

私より半年先輩のM野隊員が素晴らしい記事をお書きになられていたので、

この場を借りて勝手にご紹介させていただきます。

http://ameblo.jp/sunnyponen/entry-10970532446.html


はじめてコレ読んだとき、不覚にも感動すら覚えてしまいました。

勝手にリンクしちゃってゴメンね、Hるちゃん。


でもコレ、ホントに私の言いたいことを全て代弁してくれたかのような、

私の気持ちが全て詰まってるかのような、そんな素晴らしいな文章ですよ。

やっぱ、現地で活動してれば、みんな同じような結論に至るんでしょうかね。


あ、おいらも精神と時の部屋に籠れれば、こんなステキな文章が書けるのかな?

じゃあ、柿の種買ってきます!
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by ito_akihiro | 2011-07-30 23:59 | ガーナ1107

ガーナその122

テストも終わったので、昨日からvacationに入ったみたいですね。

和訳するとすれば「夏休み」ということでいいんでしょうか。

もう、365日真夏のような気候ですけどね。



ウチの高校はほとんどの生徒が校内にある寮で暮らしているので、

今日もおっきな荷物を抱えて田舎に帰ると思しき生徒を何名か見かけましたよ。



私は生徒がいない間にラボの環境を整えたいってのもあるし、

成績入力の雑用も頼まれてるから、しばらくは休めない感じ。


でも、いつかは休み取って、まずは国内を回ろっと。




ここで新たに発生した大問題が、

夏休み中は学食もcanteenもお休みになってるってこと。


これまで、平日のお昼は学食のご飯をラボまで届けてもらってて、

夜は学食で買ったモノを家まで持って帰って(正確には家まで送ってもらって)

食べてたんですが、それが出来なくなるとなると、

正直キッチン水回り無しの家に住んでいる私としては、非常に困るわけです。


とりあえず今日は街まで出たけど、微妙に遠いから歩くの面倒くさいし、

これから、ホントどうしよっかな・・・。
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by ito_akihiro | 2011-07-29 23:59 | ガーナ1107

ガーナその121

朝。

登校すると、職員室前に謎の地上絵が描かれているのを発見。
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インカ文明の置き土産などではなく、どうやら学期末の職員会議の案内みたい。

掲示板なんて代物は無いから、こういうカタチで周知させるしかないわけね・・・。



その地上絵によると会議は10時開始ということでしたが、いざ始まったのはお昼過ぎ。

まあ、このあたりはガーニアンタイムということで。

ご愛嬌、ご愛嬌。


実は今日は午前中から停電してたので、ラボにいても特にすることがなく、

だからということでは無いですが、私もその会議に出席することにしました。
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それにしても、多くのガーナ人の中にひとりだけ白人男性が混じってても、

誰も興味を示さなくなってきましたね。


いや、この環境に溶け込めてるっていう証拠なんだから、

喜ばしいことだとは思うんですけど、なんかちょっとだけ寂しかったりもして・・・。



そして固いイスに座り続けることおよそ7時間。

すっかり日も落ち、腰の痛みが限界をとうに超えたところで、

ようやく解放されました。


途中で夕食が出される職員会議なんて・・・ねぇ。
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ゴハンなんかいいから、口ゲンカとしか思えないその罵り合いをちょっと謹んでくれれば、

もうちょっと早く帰れると思うんだけどなぁ・・・。


ちなみに写真中央で熱弁を振るっているのが、ウチの高校の校長先生です。
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会の中盤では、例の盗難事件について言及がありました。

「serious」「too bad」「sad」と言った単語が各先生の口から飛び交う中、

俄然張り切ってたのが、風紀担当っぽいおばさん先生。


「特徴は?」とか「名前は書いてあったのか?」とか「色は?」とか、

やたら質問してくんの。


それに対する、副校長先生の答え。


「ピンクだよ。彼はいつもピンクの物しか持ってないからね。

 ほら見てごらん、あそこに座っている彼を。」


・・・ええ、確かに今日もピンクのTシャツ着てピンクのタオルを首に巻いてましたよ。




ちなみに夕食は、おうちに帰ってからゆっくり頂きました。

とっても美味しい、ジョロフライスでしたとさ。
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by ito_akihiro | 2011-07-28 23:59 | ガーナ1107

ガーナその120

例の盗難事件は思ってた以上に広範囲に飛び火してるみたいで、

警察沙汰になっているのはもちろんのこと、

ちょっと校内や町を歩くだけでいろんな人に呼び止められて、

「お前、ParmTop PC(“電子辞書”が通じないので、こう説明しています)盗まれたんだって?」

とか、

「例のアレ、見つかったか?」

とか、

とにかくあらゆる人に声を掛けられます。


なんか、被害者は完全に私のはずなんですけど、

逆に周りにも色々悪い影響を与えちゃってる気がするなぁ・・・。


Host Fatherにはこんなことまで言われたし。

「お前、よくあの辞書を翻訳するときに使ってみたいだけど、

 これから英語を喋る時どうするんだ?」


それは、英語があまり得意ではない私への間接的な当てつけということですね。

わかります。





貰った時間割表によると、どうやら期末テストは今日までのようです。

そして、クラスによって全ての科目の終わる時間がまちまちなんでしょうね。


数時間ごとに、歓喜のおたけびがあちこちで上がるのが聞こえました。

きっと、全ての束縛から解放された、魂の叫びなのでしょう。





ウチのラボには、使っていない薄型ディスプレイや端末がゴロゴロ眠っています。
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こんな感じで、ラップに包まれている端末すらあります。
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理由はひとつ。

使いたくても電源が無いから。




でも、期末テストが終わったら先生方が試験の成績を入力しなきゃいけないから、

ぼちぼちその管理ソフトが使える端末を用意してあげようと思い、

重い腰をあげて倉庫の奥から使えそうなモノを引っ張り出してきました。


おそらく、カビ臭さと泥と埃まみれになっているPC隊員は、

世界中探しても私ぐらいなのではないでしょうか。



いざ起動してみると、ほとんどの中身は空っぽです。

正確にいえば、OSをクリーンインストールした直後の状態。


いくつかブルーバックから回復しなくてどうしようもない端末もありましたが、

それなりのソフトウェアを入れてあげれば、なんとかなりそうです。


あとは、電源。

これがさあ、ホントに私では如何ともし難い問題なわけですよ・・・。


自分で言うのもなんですが、パソコンを直せるスキルが備わってたとしても、

電源が無いってだけで、それが宝の持ち腐れになってるわけじゃんね・・・。


ああ、もったいない・・・。





でも、今日はひとつ良いことが。


ラボの後ろの方でこそこそ作業をしていたら、

学校の会計担当とマイケルの会話が耳に飛び込んできました。


「なあ、延長コード買ってくれよ。

 あそこにいる伊藤が、こないだ

 延長コードが無いせいで生徒達がコンピュータを使えなくてかわいそう

 って言ってたんだよ。

 だからさあ、買おうよ・・・」




なぜ私を引き合いに出すのか・・・。


でも、なんか一歩進んだ気がする。


以前から「次のTerm(学期)には何とかするよ」とは言われてたけど、

この感じなら、この約束程度なら守ってもらえるような気がする。


それでもダメだったら、もう知んない。


“約束を守る”ってことは、この国ではアタリマエじゃないんですよ、諸君。
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by ito_akihiro | 2011-07-27 23:59 | ガーナ1107

ガーナその119

というわけで、いつものようにアクラから6時間程かけて任地に戻ってきました。


学校に着くやいなや、ゴルゴからウェルカムドリンクならぬ

ウェルカムピュアウォーターを頂きました。


これを飲むと、任地に帰ってキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!って気分になるんですよね。

ただの濾過水なんだけど、絶対に地域によって味が違うんだもん。


利きピュアウォーターをしたならば、少なくとも

「アクラ」「クマシ」「任地」の違いぐらいなら分かる自信があります。




マイケルからは、再開の挨拶もそこそこに、

「早速なんだけど、このデバイスの動作確認してよ。」って渡されたのが、

おそらくモニターの切替機のような、やたら大きな装置。


いや、これ用途がよく分かんないし、そもそもバスパワーがいるし、

電源不足が深刻なウチのラボでは宝の持ち腐れだって・・・。




現在、高校は期末テストの真っ最中です。


ちなみにこれが、私もちょこっとだけ監修に参加している、ICTの問題用紙です。
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では、この中から何問かご紹介。


Q. Among the duties of an internet cafe operator are the following except...
(次のうち、インターネットカフェのオペレータの義務の中に無いのはどれ?)

(A) Giving food to internet users (インターネットユーザに食べ物を与える)
(B) Regulating browsing time (閲覧時間を規制する)
(C) Keeping accounting records (アカウント履歴を保持する)
(D) Monitors and solving problems (監視し、問題を解決する)



Q. Which of the following is one of the rules guiding the use of the computer lab
(次のうち、コンピュータラボの使用を指導する規則のひとつはどれ?)

(A) Sleeping and eating at the computer lab is allowed at the computer lab (コンピュータラボで眠ったり食事をしたりすることは許されている)
(B) Students are to disrupt other students from using the computers or any other facility in the lab (生徒はラボのコンピュータや他の施設を使用する他の生徒を混乱させる)
(C) Students cannot install new programs to enhance their learning performance
(生徒は彼らの学習能力を高めるために新しいプログラムをインストール出来ない)
(D) Students are to send in their bags to the lab for security reason (生徒はセキュリティ上の理由のために彼らのバッグをラボに入れることになっている)



Q. One benefit to a bank customer of using an ATM is...
(ATMを使用する銀行の顧客への利点のひとつは?)

(A) More staff will be employed to service the ATMs (より多くのスタッフが、ATMを調整するために雇われる)
(B) Fewer staff are required to work in bank branches (より少ないスタッフが、銀行の支店で働くのに必要)
(C) Cash can be withdrawn when the bank is closed (銀行が休業しているとき、現金を引き出すことができる)
(D) Customers no longer need to remember their personal identification number (顧客はもう彼らの個人識別番号を覚える必要が無い)



・・・こんな問題を、ウチの高校の生徒たちは60問も解いているわけですね。



隊員の中には試験監督を頼まれている方もちらほらいるようですが、

私は免除させてもらいました。


というか、荷が重いですよ。

カンニングが横行しているというウワサも聞いていましたし・・・。



とはいえ、どんな感じでテストやってんのかにはちょっと興味があったので、

あちこち教室を回ってみるだけ回ってみました。


一体どんだけカオス状態になっているのかちょっぴり楽しみにしていたのですが、

みんな至って真面目にテストを受けていたようです。

ちょっと残念。


ただ、オブロニが外を歩いているのが気になって

テストに集中できない子もいたようだったので、早々に引き揚げましたけど・・・。



ゴメンよみんな、大事な試験の邪魔しちゃって。
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by ito_akihiro | 2011-07-26 23:59 | ガーナ1107

ガーナその118

午前中は被害届×2をオフィスに提出するなど、事務的な手続きをちらほら。



お昼にはマッシュルームソースのタリアテッレを拵えてみました。
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材料は事務所近くの高級食材店で揃えたのですが、しめて15セディ也。

たかだかパスタ一皿に1000円弱なんて、

首都か五右衛門スパゲティぐらいでしか出来ないゼイタクですよね。




午後からはこないだ届いた荷物の仕分け作業。


パッキングの際、手当たり次第に日用品を詰め込んだ覚えはあるのですが、

具体的に何を入れたかまでは覚えてなかったので、

ワクワクしながら開けたら・・・


「しるこサンド」とか入ってたよ。


まあ、貴重な糖分の摂取源ですからね。

我ながら、そのセンスに驚きですけど。


今回は荷物が多くて任地に持って帰れないから、また次回取りに来ないと。

その時まで、誰にも食べられてませんように・・・。




そして夕食は、隊員数名がこぞってひとつの鍋をつつき合うという、

さながら一家団欒のようなひと時。


それにしても、こうしてひとつ屋根の下で、気の合う仲間たちと、

和気あいあいと語らうことができる時間が永遠に続けばいいのになぁ・・・



と思いつつ、いつまでも油を売ってるわけにもいかないので、

明日、任地に帰ります。
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by ito_akihiro | 2011-07-25 23:59 | ガーナ1107

ガーナその117

今日は、ガーナナショナルチームとの野球の練習試合。
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一介のボランティアが、ガーナ代表と試合が出来るんですよ。

なんてメモリアルな一日なんでしょう。


ガーナ代表といえば、サッカーだとしたら、

ワールドカップのベスト8に入るぐらいのレベルですよ。


WBCで原JAPANと戦ってもおかしくないメンバーと、

私たちがひと足お先に対戦できるんですよ。



しかも結果は4対8と、そこそこ善戦できましたし。


まあ、正直、高校野球に毛が生えたぐらいのレベルでしたけど・・・。




ちなみに8番セカンドでスタメン出場した私の成績は、
第1打席 見逃し三振
第2打席 ライト前ヒット
第3打席 四球
第4打席 死球

でした。


でも、ナショナルチーム相手に、打率5割ですよ。

出塁率に関してはは7割オーバーですよ。


こりゃもう、私がWBCのメンバーに選ばれてもおかしくないわけですね。

わかります。



それにしても、最後の打席で120kmの硬球でデッドボールを食らったのは痛かった・・・。

なんで、こんなに最近ツイてないんだろう・・・。





その後、野球少年たちは流れるように、来月でガーナを去られる調整員さんの送別会へ移動。

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いちご(゚Д゚)アマー
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by ito_akihiro | 2011-07-24 23:59 | ガーナ1107

ガーナその116

今日はドミトリーで新隊員歓迎会。
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今回は主催する側として参加したわけですが、

この日のために、ノートパソコンを新調してまで臨んだだけあって、

なかなかクオリティの高いものがお届けできたような気がします。



新隊員の皆さん、2年間頑張ってくださいね。

ロクな活動をしていない私が言うのも何ですが。



・・・とりあえず、そんだけ。




こういうイベントの類は、日本の状況が状況だけに、

ブログなどには載せないように釘を刺されてるんですよね。



頑張れ、ニッポン!
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by ito_akihiro | 2011-07-23 23:59 | ガーナ1107

ガーナその115

出国前に船便で送っておいた荷物が、ついに届きました。
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関税の関係で幾ばくかの引き取り費はかかりましたが、

ちゃんと着けば御の字ですよ。


聞けば、周りでは届かなかったって声もちらほら聞こえてますから・・・。





お昼過ぎ。

ドミの近くにあるレストランへランチでも食べに行こうと、

隊員3人で道路を歩いていた時のことです。


3人のうちの最後尾を歩いていた私は、

突然後ろから強い衝撃を受け、地面に叩き付けられました。


見れば、バイクに乗った2人組が、私たちの横を通過する際に、

私のカバンを掴んでそのまま走り去ろうとしていたのです。


幸い、カバンはたすき掛けにしていたので盗られるようなことはなく、

しかし、それによって強く引っ張られ、さらに倒され、

少し引きずられる格好になりました。


周りには通行人も多く、事件の一部始終を見ていた目撃者もいたようで、

あちこちからの叫び声を聞いたバイクは間もなく走り去り、

すぐ後ろを走っていたトラックが追いかけてくれたようなのですが、

結局は逃げられてしまったようです。



私は身体じゅうのあちこちを擦り剥いたりぶつけたりはしましたが、

命に別状は無かったですし、何も盗られなかったですから、

ちゃんと生きてて財布が無傷なら御の字ですよ。




こういう言い方は何ですが、バカですよね。



例えば人気のないところで、一人で歩いてるときに、

盗りやすいショルダーバックを狙うとかならまだしも、

白昼堂々、通行人も多いうえに、複数で歩いていて、

あろうことかたすきがけのカバンを狙うなんて、ねぇ。



だから、余計に腹が立つんですよね・・・。

まあ、バカで助かった、って思わなきゃしょうがないですけど。




ああ、ちょっと表までピュアウォーター買いに行くだけでも怖い・・・。






俺もう、この国のために何かやるって気は、完全に無くしましたから。


不特定多数が見られるブログで、

しかも国家プロジェクトの一員として派遣されている身として、

こんなところで宣言するようなことじゃないってことは充分に理解しているつもりですが。


もうね、ありえないもん。

自分だけ、こんな仕打ち。




じゃあ何のために、残り1年8ヶ月もこの盗っ人だらけの国で過ごすのか。


自分のためですよ。


自分のためにしたことが、この国のためにもなるんだったら、そりゃラッキーですね。



もう、そんな程度のモチベーションしか残ってないよ・・・。
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by ito_akihiro | 2011-07-22 23:59 | ガーナ1107