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青年海外協力隊の平成22年度第4次隊員として、2011年3月から2013年3月までアフリカのガーナに派遣されています。ガーナの真ん中ら辺にあるのどかな田舎の高校で、コンピュータの授業を担当しています。


by エスパー

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ガーナその100

いよいよこのガーナ日記も100回目の更新になりました。


よくもまあ、飽きずに毎日書き続けてこれたもんです。

まあ、ぶっちゃけ飽きてるんですけどね。

惰性です、ダセイ。



そんな記念すべき100回目の朝は、

トイレの前ででっかい蛾に襲われるという最悪のスタートで幕を下ろしました。


そして、七夕ですね。

もし今の私が短冊に何か願い事が書けるとしたら、

「延長コードが欲しい」

でしょうか。



今朝もいつものようにゴルゴの授業のアシスタントをしていたら、突然マイケルから

「お前、いまラボにいるよな? サーバの電源入ってるか?」という電話。


「入って・・・ないですね。」

「じゃあ入れろよ。いつも言ってるだろ? 朝来たら電源入れろって。」

「いや、その、出来・・・ませ・・・ん。」

「ああ? なんかcomplaint(文句)あんのか?」


もうヤクザだよ・・・。



サーバに電源が入っていなければ、

当然それにネットワーク経由で繋がっているコンピュータは使えません。


ウチの学校の場合、ラボにあるサーバと、管理棟にある数台がイントラネットで繋がっています。

なので、サーバが動いていないと、管理棟にいるSecretaryやAcountantは、

コンピュータを使った作業が全く出来ないんですね。


にもかかわらず、サーバの電源と繋がっている延長コードが、非常に不安定なのです。

不安定ってのは、物理的に脆いということで、

ちょっとの衝撃でコンセントが外れちゃうんですね。


だから、サーバが、しょっちゅうシャットダウンするんです。

もはや「サーバ」の役割を真っ向から否定している状態ですね。


そのたびに、おそらく管理棟からお怒りの電話がマイケルに飛ぶのでしょう。

そして、マイケルから半ば八つ当たり気味に、学校にいる私の所に回ってくるわけです。



さらに最悪なことに、今朝、その延長コードが壊れたのです。

だから私は「接続出来ない」って答えざるを得なかったんです。


私がこの学校に配属されてから、壊れた延長コードを見るのはこれで何度目でしょう・・・。


しょうがないのでラボの後ろの方から拝借して、応急処置。

これにて今日から2台の生徒用PCが使えなくなったことになります。


ラボに30台ほど置いてあるPCのうち、現在まともに稼働するのは3台ぐらいでしょうか。

一応、全て起動することは確認しているんです。


しかし、「延長コードが無い」という本当にお粗末過ぎる理由で、

彼らがPCを使える機会を喪失してしまっているというのが、

この学校の教育現場に携わる者としては本当に悲しい限りです。






「朝ラボに来てすぐにサーバの電源入れとかないと、早くから来てる他の人が使えないだろ?

 だからお前は毎朝早く来るべきなんだ。For me.(私のために)」

昼前に重役出勤してきたマイケルの第一声が、これでした。


もうね、「だったらお前が早く来いよ」という悪態すら出てこなくなりましたよ。

ここは、そういう国。

自分がして欲しいことは、自分以外の都合のいい人がして、当たり前。


百歩譲って、私がラボの鍵を預かっているなら、その作業を担当しても構いませんよ。

でも、私は鍵を預かっていません。

預かる気もありません。だって、必然的に早く来なきゃいけなくなるから。


授業は7時に始まるのに、たとえ9時に行ったとしてもラボが開いていないことがあるのに、

マイケルはその9時にすら来たことが無いのに、

彼は、彼のために「私」がそれをすることを、さも当然のように依頼して来るわけです。


ラボの鍵を預かっている先生に電源を入れる作業を頼む、

というカンタン過ぎる考えがなぜ浮かばないのだろう・・・。


まあ、私が毎日早く来れば、私がちょっと我慢すれば、それで済むことだもんね。

それで、誰もが幸せになれるのなら、私はそれで構いません。





夕方。

突然マイケルが

「俺は、この学校のウェブサイトを作りたい。それが野望だ。」


はあ。

そうですか。

出来るといいですね。


しかし、その後にマイケルの口から出た言葉に耳を疑いました。


「やれるよな?」



現時点ではインターネットを引くための機材や環境は、ゼロに等しいです。

ゆえに、可能性もゼロに等しいです。


そもそも順序が間違っている気がします。

まずは己の野望よりも、目の前の「延長コードが無い」という問題を解決するべきでしょうに。


それでも、百歩譲って「やろうな?」なら、まだ前向きに考えることができました。

「You can do it.」ではなく、「We can do it.」なら。


無理だって。

この国には、何もかもが、無さすぎる。

満足のいく機材も、環境を整えられるお金も、自ら産み出す技術力も。

そして、思いやりも、デリカシーも、「空気を読む」という行為も。


こっちがどうやって傷つけずに断るか、その言い方を悩んでる間にも、

彼の口からはコンセプトも内容も全く無い、絵空事がずらずらと並んで出てきます。


いや、だから、無理なんだって・・・。




ただ、私にも問題があることは充分に自覚しています。

上記のすべて、すなわち私が思っていることをカンペキに英語で伝えられたら、

彼もきっと分かってくれると思います。


そして、このような惨めで残念で不本意な状態も、打破できると思います。


その問題の根底は、語学力の欠如。

これに尽きます。


だから、これは私が英語を勉強しておかなかったツケだと甘んじて、

おとなしく彼の言うことに従うことにします・・・。


当面は、ね。





帰って来たら、部屋の真ん中でピュアウォーターをぶちまけちゃいました。

部屋が水浸しですよ。
b0207724_4581070.jpg


こうして記念すべき100日目の夜は、

妙に薬品臭い部屋の中で過ごすことになったのです・・・。
by ito_akihiro | 2011-07-07 23:59 | ガーナ1107