青年海外協力隊の平成22年度第4次隊員として、2011年3月から2013年3月までアフリカのガーナに派遣されています。ガーナの真ん中ら辺にあるのどかな田舎の高校で、コンピュータの授業を担当しています。
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フィンランドその1 名古屋~ヘルシンキ~キッティラ~サーリセルカ
そうだ、フィンランドに行こう。
なぜ任国外旅行なのか。
それは、就職が決まった自分へのご褒美だから。
なぜフィンランドなのか。
それは、一生のうちに絶対に見たいモノのひとつに、「オーロラ」があるから。
なぜこの時期なのか。
それは、12月の中旬に就職が決まって、1月末に本赴任開始ということで、
今がどうしても最初で最後のチャンスだから。
そもそも、今回の旅行の目的は何か。
そんなの、K子とのハネムーンのリハーサルに決まってるじゃないですか!
そんな年明け早々、しかも当月末に迫ったアフリカ赴任の準備でめちゃんこバタバタしている中での
強行軍ツアーのはじまりは、地元のセントレアから。
おや、ピンクの飛行機が停まっていますね。
なんか、この後の旅が幸運なものになるような気がしないでもないでもないですね。
そんなこんなでびゅーんと、フィンランド航空に揺られること10時間。
フィンランドの首都、ヘルシンキに着きました。
天候は、あいにくのみぞれ模様。
ですが、そんなことはまったくお構いなく、
トランジットは40分しかないということで、ダッシュで国内線に乗り換えます。
ちなみにこの国内線、なぜか席が一番前のビジネスクラスでした。
ちょっと前の壁との距離が遠いってだけで、ビジネス感はほぼゼロでしたけど・・・。
そんな飛行機は、1時間半足らずでKittila(キッティラ)という漆黒の町に着きました。
ここは、もう北極圏よりもさらに北の町。
知らない間に北極圏を越えちゃってましたね。
だもんで、飛行機が停まるのももちろん雪の上です。
そしてさらにバスに乗り換えて、2時間。
ようやく本日の目的地、Saariselka(サーリセルカ)に到着です。
さっそくホテルの前で温度計を見つけました。
・・・マイナス20度です。
どうりでさっきから耳がちぎれそうなわけだ。
なっとーく。
ここサーリセルカは、フィンランド最北のリゾート地。
というわけで北極圏からもだいぶ離れているにもかかわらず、
本日泊まるホテルは超がつくほどの一流ホテル。
なんと各部屋にプライベートサウナつきです。
セットしてから使えるようになるまで4時間かかるんですけどね。
そして到着するやいなや、こうしている間にもオーロラが出るんじゃないかと気が気じゃなく、
居ても立ってもいられず、さっそく完全武装を施したうえでいざ外へ。
しかし・・・
なんとこの日のサーリセルカ、まさかの濃霧です。
これじゃオーロラが出ていたとしても霧が邪魔して絶対に見られない、とのこと。
ちょっと町外れまで行けば霧は晴れているかもということでしたが、
ここまでほぼ絶え間のない移動が続いて疲れ切っていたし、
初日で見られちゃったら二日目以降の楽しみが無くなっちゃうよねということで、
この日のオーロラハンティングはさっさと切り上げて、翌日に備えることにしたのでありました。
でも、さすがに氷点下20度の世界。
ダイヤモンドダストはあっちこっちで見られました。
それはそれはめちゃくちゃキレイな“雪の贈り物”でしたとさ。
(つづく)
なぜ任国外旅行なのか。
それは、就職が決まった自分へのご褒美だから。
なぜフィンランドなのか。
それは、一生のうちに絶対に見たいモノのひとつに、「オーロラ」があるから。
なぜこの時期なのか。
それは、12月の中旬に就職が決まって、1月末に本赴任開始ということで、
今がどうしても最初で最後のチャンスだから。
そもそも、今回の旅行の目的は何か。
そんなの、K子とのハネムーンのリハーサルに決まってるじゃないですか!
そんな年明け早々、しかも当月末に迫ったアフリカ赴任の準備でめちゃんこバタバタしている中での
強行軍ツアーのはじまりは、地元のセントレアから。
おや、ピンクの飛行機が停まっていますね。
なんか、この後の旅が幸運なものになるような気がしないでもないでもないですね。
そんなこんなでびゅーんと、フィンランド航空に揺られること10時間。
フィンランドの首都、ヘルシンキに着きました。
天候は、あいにくのみぞれ模様。
ですが、そんなことはまったくお構いなく、
トランジットは40分しかないということで、ダッシュで国内線に乗り換えます。
ちなみにこの国内線、なぜか席が一番前のビジネスクラスでした。
ちょっと前の壁との距離が遠いってだけで、ビジネス感はほぼゼロでしたけど・・・。
そんな飛行機は、1時間半足らずでKittila(キッティラ)という漆黒の町に着きました。
ここは、もう北極圏よりもさらに北の町。
知らない間に北極圏を越えちゃってましたね。
だもんで、飛行機が停まるのももちろん雪の上です。
そしてさらにバスに乗り換えて、2時間。
ようやく本日の目的地、Saariselka(サーリセルカ)に到着です。
さっそくホテルの前で温度計を見つけました。
・・・マイナス20度です。
どうりでさっきから耳がちぎれそうなわけだ。
なっとーく。
ここサーリセルカは、フィンランド最北のリゾート地。
というわけで北極圏からもだいぶ離れているにもかかわらず、
本日泊まるホテルは超がつくほどの一流ホテル。
なんと各部屋にプライベートサウナつきです。
セットしてから使えるようになるまで4時間かかるんですけどね。
そして到着するやいなや、こうしている間にもオーロラが出るんじゃないかと気が気じゃなく、
居ても立ってもいられず、さっそく完全武装を施したうえでいざ外へ。
しかし・・・
なんとこの日のサーリセルカ、まさかの濃霧です。
これじゃオーロラが出ていたとしても霧が邪魔して絶対に見られない、とのこと。
ちょっと町外れまで行けば霧は晴れているかもということでしたが、
ここまでほぼ絶え間のない移動が続いて疲れ切っていたし、
初日で見られちゃったら二日目以降の楽しみが無くなっちゃうよねということで、
この日のオーロラハンティングはさっさと切り上げて、翌日に備えることにしたのでありました。
でも、さすがに氷点下20度の世界。
ダイヤモンドダストはあっちこっちで見られました。
それはそれはめちゃくちゃキレイな“雪の贈り物”でしたとさ。
(つづく)
#
by ito_akihiro
| 2014-01-10 23:59
| フィンランド
ガーナその811 朝日放送「世界の村で発見!こんなところに日本人」を見たおはなし
今年4月より朝日放送で毎週金曜日夜9時からレギュラー放送が開始された、
「世界の村で発見!こんなところに日本人」という番組の、
「千原せいじがアフリカ54か国に住む日本人全員に会いにいきます!」という1コーナーで、
先週・先々週と我らがガーナが取り上げられていました。
このコーナーの中で登場したのが、浅賀さんという女性。
実は彼女、私のちょうど半年後に来ガした後輩隊員なんですね。
彼女が住むAgogo(アゴゴ)の街も、ウチから一本道で一時間かからないくらいの近さ。
よく考えたら、Agogoからいちばん近くに住んでいる日本人が私ですね。
もちろん彼女の任地に遊びに行ったこともありますし、
VTRに出てきた配属先の病院にも、お宅にもお邪魔したことがあります。
さて、そんな日本のテレビ番組も、インターネットという文明の利器のおかげで、
ここガーナでも拝聴することができました。
そして2年以上も現地に住んでると、
やっぱり色々と「あれ?」と思う点を感じ得ずにはいられないわけですよ。
というわけで、ガーナに住む日本人の視点から、
この番組についていろんな視点からツッコんでみたいと思います。
まずこのアバンタイトル、
最後の「女性」を「男性」に変えたらまんま私のことになりますね。
ていうかあの町、先住民の町なんだ・・・。
まあこの国の場合、地方の田舎町ならどこも先住民の町って気がしないでもないですけど・・・。
へー、そんなルートもあるんですね。初耳。
確かにこのルートだと27時間ぐらいかかるかもしれませんね。
でも一般的な来ガーナルートは、
ヨーロッパ経由(ロンドン、アムステルダム、フランクフルトなど)なんですけどね。
あとドバイやエジプトなんかもあったはず。
これらのルートだと、トランジット1回で来れるのに・・・。
すんごく見慣れた空港の画。
すんごく見慣れたアライバルゲートの画。
えっとコレ、出オチを期待したのかもしれませんが、
ガーナの場合、こんなカッコで歩いてても普通過ぎて1ミリも違和感ありません・・・。
まあ、空港内で拾ったんなら、このくらいの値段は妥当かな・・・。
内情をよく知ってる我々なんかだと、確実に5セディぐらいに値切っちゃいますけどね。
これアレだよね、サークルの歩道橋から撮ってるね。
これはJames Townの灯台の上から。
いやー、見知ったトコばっかり出てなんか嬉しいなー。
あ、ここ37の交差点付近だし。
ていうか、ココナッツ美味しいのに・・・。
でも、確かにずっとアフリカに住んでると、特に飲みたいとも思わなくなるのも事実。
よりによってファンティケンケを手にしたせいじ氏。
現地食の中でもいきなりボス級の相手に出会ってしまいましたね。
・・・案の定のリアクション。
VTRでは触れられてませんでしたが、実はケンケには何種類かあって、
その中でもいちばん味や臭いが強烈なのがこの「ファンティケンケ」なんですね。
でも、この物言いは無いわー。
私なんていまだに多い時には週4ぐらいで好き好んで食べてんのに・・・。
あれ、なんでコフォリデュア行っちゃうの?
コノンゴ乗り換えは正解だけど、コフォリデュアを経由する意味が全く無いっていうか、
むしろコフォリデュアに行っちゃうと完全に遠回りなんですけど・・・。
アクラから一発でコノンゴまでなら行けるはずなんだけどなぁ・・・。
ああでも、確かにこのステーション(37 Station)からだとコノンゴ行きは出とらんね。
ていうか、何の躊躇も迷いも疑問もなく、普通にガーナ庶民の足・トロトロに乗っちゃうのね・・・。
曲がりなりにも芸能人なんだし、
イースタン州都のコフォリデュア行くんなら、でっかいバスも出てるでしょうに・・・。
まあでも、ガーナに住んでる日本人の私たちとしては、
トロトロに乗って移動してくれるってのは、嬉しい選択ですね。
※バスではありません。ライトバンです。
※スイートポテトではありません。ヤムイモです。
これまた見慣れたコフォリデュアの町並み。
メインステーション出てすぐのジャンクションの所ですね、これ。
ガーナ流の握手をよく分かってなくて強引に振りほどいてしまうせいじ氏。
うん、慣れてなきゃ分かんないよね、アレ。
※ガーナでこんなこと言う日本人なんて普通いません。
※ガーナで現地の人に自分の荷物運ばせる日本人なんていません。
へー、そんな理由あったんだ。
日没後にチョップバー(大衆食堂)なんて行かないですもんね。
なぜか現地語で表記される「Omo Tuo」。
英語だと「ライスボール」ですね。
ていうか12セディって高っ!
このくらいなら2~3セディぐらいで買えるって。
まさかボッタくられたってことはないだろうけど・・・。
あ、お肉をちょっぴり豪勢にしちゃったのかな?
脂ギットギトのグランナッツスープのどアップ。
まあ、これも100%期待通りというか予想通りのリアクションですね。
で、翌日。
あ、このステーションもよく知ってる。
この建物の前にいるってことは、クマシ行きに乗ったってことかな。
ていうか昨日のジャージは?
11セディってことは、やっぱりクマシ行きのを途中下車したんですね。
コノンゴのメインステーションだけど・・・これ、どっから撮ってんの?
ちなみに私、ここだけの話ですがここのコノンゴステーションでガーナ人と大ゲンカしたことあります。
今から1年半以上も前のことですが・・・。
だもんで、実はこのステーションにはあんまりいい思い出が無いんですよね。
さて、そんな私のようにトラブルに見舞われるようなこともなく、
せいじ氏は幸運にも良心価格のルートタクシーを見つけました。
あーあ。
ドロッピングタクシーに法外な値段を請求される、とかいった展開だったら面白かったのに・・・。
おいおい、ルータクのドライバーなら知ってんだろうに・・・。
ごもっともです。
この山道を早朝に走ってるときの朝日が、めっちゃくちゃキレイなんですよね。
でもみぽりんの家は病院内にあるから、断水も停電も無縁らしいですよ。
村? あの規模で村って言うんなら、ウチなんてただの集落じゃん・・・。
ちょっと巻き方違う・・・けど、何この違和感ゼロな感じ。
最後にモザイクみぽりんで、この週の放送はおしまい。
そして翌週。
このコーナーの前に放送されてたパラオのおばあちゃんの話が、実に感動的で。
その流れでのせいじ氏。
あ、ここモンサンミシェルの丘!
やっぱアゴゴを一望できる場所といえばここしかないですよね。
ほらー、3万人も住んでんじゃん。大都会じゃん。
「世界の“村”で発見!」じゃないですよ、朝日放送さん。
あれ、この緑のって、確かナースの制服だよね。
知らないんだ・・・。
あれ、ここもうステーションじゃん。
てことは、思いっきり病院通り過ぎてますやんか。
※ガーナでこんなこと言う日本人なんて普通いません。
ごもっともです。
ちゃんと働けよ、警備員・・・。
広いしおシャレだし、ガーナらしくないんだよねー、この病院。
思いっきりみぽりん家。
人ん家勝手に覗くなよ・・・。
裏話として、みぽりんは洗濯の真っ最中だったらしいですよ。
満を持してみぽりん登場。
名前を間違えられるみぽりん。
あーでも、隊員仲間の家に着いてすぐトイレ借りたくなる気持ちめっちゃ分かるわー。
うわー、俺このソファーで一夜明かしたことあるわー。
へー、そうなんだ。
おや、この見覚えのある作品集は・・・
今年の元旦にドミでみんなで書き初めした時のじゃありませんか。
左下にガーナ同期隊員の集合写真が!
みぽりんって字、上手いよね。
さすが書道が趣味なだけあって。
※西アフリカでスワヒリ語は通用しません。
そして次回予告。
あー、これってトシコさんのことじゃないですか。
私、この町はトーゴ国境へ行くときに一回だけ通ったことがあるんですよね。
あれ、帰りはトロじゃなくてロケバスなんだ。
というわけで、次回もお楽しみに。
いやー。
せいじ氏も番組内で言ってましたが、良かったですよね、みぽりん。
一生懸命ガンバってる彼女が取り上げられた理由が、よく分かりました。
・・・実はここだけの話、この番組からウチにもオファーは来てたんですよ。
でも(収録が行われた)5月初旬は学校が休みだったし、
配属先やJICA方面とあれこれ調整するのもめんどくさいなーと思って、
スルーしちゃったんですよね。
だけど、この放送見た後に、オファー断って正解だったなってつくづく感じました。
だって、あんなに活動中の写真持ってないし、
ガーナに来た(協力隊に応募した)理由だって不純だし、
そもそも隊員としての活動もそんなに公共の電波を使って流せるようなリッパな事してないし、
あんなガサツなせいじ氏とうまく絡める自信も無かったし・・・。
あ、珍獣ハンターとならうまく絡めるかも。
だから「イッテQ!」で来ないかな。
グラスカッターとか紹介しに、さ。
「世界の村で発見!こんなところに日本人」という番組の、
「千原せいじがアフリカ54か国に住む日本人全員に会いにいきます!」という1コーナーで、
先週・先々週と我らがガーナが取り上げられていました。
このコーナーの中で登場したのが、浅賀さんという女性。
実は彼女、私のちょうど半年後に来ガした後輩隊員なんですね。
彼女が住むAgogo(アゴゴ)の街も、ウチから一本道で一時間かからないくらいの近さ。
よく考えたら、Agogoからいちばん近くに住んでいる日本人が私ですね。
もちろん彼女の任地に遊びに行ったこともありますし、
VTRに出てきた配属先の病院にも、お宅にもお邪魔したことがあります。
さて、そんな日本のテレビ番組も、インターネットという文明の利器のおかげで、
ここガーナでも拝聴することができました。
そして2年以上も現地に住んでると、
やっぱり色々と「あれ?」と思う点を感じ得ずにはいられないわけですよ。
というわけで、ガーナに住む日本人の視点から、
この番組についていろんな視点からツッコんでみたいと思います。
まずこのアバンタイトル、
最後の「女性」を「男性」に変えたらまんま私のことになりますね。
ていうかあの町、先住民の町なんだ・・・。
まあこの国の場合、地方の田舎町ならどこも先住民の町って気がしないでもないですけど・・・。
へー、そんなルートもあるんですね。初耳。
確かにこのルートだと27時間ぐらいかかるかもしれませんね。
でも一般的な来ガーナルートは、
ヨーロッパ経由(ロンドン、アムステルダム、フランクフルトなど)なんですけどね。
あとドバイやエジプトなんかもあったはず。
これらのルートだと、トランジット1回で来れるのに・・・。
すんごく見慣れた空港の画。
すんごく見慣れたアライバルゲートの画。
えっとコレ、出オチを期待したのかもしれませんが、
ガーナの場合、こんなカッコで歩いてても普通過ぎて1ミリも違和感ありません・・・。
まあ、空港内で拾ったんなら、このくらいの値段は妥当かな・・・。
内情をよく知ってる我々なんかだと、確実に5セディぐらいに値切っちゃいますけどね。
これアレだよね、サークルの歩道橋から撮ってるね。
これはJames Townの灯台の上から。
いやー、見知ったトコばっかり出てなんか嬉しいなー。
あ、ここ37の交差点付近だし。
ていうか、ココナッツ美味しいのに・・・。
でも、確かにずっとアフリカに住んでると、特に飲みたいとも思わなくなるのも事実。
よりによってファンティケンケを手にしたせいじ氏。
現地食の中でもいきなりボス級の相手に出会ってしまいましたね。
・・・案の定のリアクション。
VTRでは触れられてませんでしたが、実はケンケには何種類かあって、
その中でもいちばん味や臭いが強烈なのがこの「ファンティケンケ」なんですね。
でも、この物言いは無いわー。
私なんていまだに多い時には週4ぐらいで好き好んで食べてんのに・・・。
あれ、なんでコフォリデュア行っちゃうの?
コノンゴ乗り換えは正解だけど、コフォリデュアを経由する意味が全く無いっていうか、
むしろコフォリデュアに行っちゃうと完全に遠回りなんですけど・・・。
アクラから一発でコノンゴまでなら行けるはずなんだけどなぁ・・・。
ああでも、確かにこのステーション(37 Station)からだとコノンゴ行きは出とらんね。
ていうか、何の躊躇も迷いも疑問もなく、普通にガーナ庶民の足・トロトロに乗っちゃうのね・・・。
曲がりなりにも芸能人なんだし、
イースタン州都のコフォリデュア行くんなら、でっかいバスも出てるでしょうに・・・。
まあでも、ガーナに住んでる日本人の私たちとしては、
トロトロに乗って移動してくれるってのは、嬉しい選択ですね。
※バスではありません。ライトバンです。
※スイートポテトではありません。ヤムイモです。
これまた見慣れたコフォリデュアの町並み。
メインステーション出てすぐのジャンクションの所ですね、これ。
ガーナ流の握手をよく分かってなくて強引に振りほどいてしまうせいじ氏。
うん、慣れてなきゃ分かんないよね、アレ。
※ガーナでこんなこと言う日本人なんて普通いません。
※ガーナで現地の人に自分の荷物運ばせる日本人なんていません。
へー、そんな理由あったんだ。
日没後にチョップバー(大衆食堂)なんて行かないですもんね。
なぜか現地語で表記される「Omo Tuo」。
英語だと「ライスボール」ですね。
ていうか12セディって高っ!
このくらいなら2~3セディぐらいで買えるって。
まさかボッタくられたってことはないだろうけど・・・。
あ、お肉をちょっぴり豪勢にしちゃったのかな?
脂ギットギトのグランナッツスープのどアップ。
まあ、これも100%期待通りというか予想通りのリアクションですね。
で、翌日。
あ、このステーションもよく知ってる。
この建物の前にいるってことは、クマシ行きに乗ったってことかな。
ていうか昨日のジャージは?
11セディってことは、やっぱりクマシ行きのを途中下車したんですね。
コノンゴのメインステーションだけど・・・これ、どっから撮ってんの?
ちなみに私、ここだけの話ですがここのコノンゴステーションでガーナ人と大ゲンカしたことあります。
今から1年半以上も前のことですが・・・。
だもんで、実はこのステーションにはあんまりいい思い出が無いんですよね。
さて、そんな私のようにトラブルに見舞われるようなこともなく、
せいじ氏は幸運にも良心価格のルートタクシーを見つけました。
あーあ。
ドロッピングタクシーに法外な値段を請求される、とかいった展開だったら面白かったのに・・・。
おいおい、ルータクのドライバーなら知ってんだろうに・・・。
ごもっともです。
この山道を早朝に走ってるときの朝日が、めっちゃくちゃキレイなんですよね。
でもみぽりんの家は病院内にあるから、断水も停電も無縁らしいですよ。
村? あの規模で村って言うんなら、ウチなんてただの集落じゃん・・・。
ちょっと巻き方違う・・・けど、何この違和感ゼロな感じ。
最後にモザイクみぽりんで、この週の放送はおしまい。
そして翌週。
このコーナーの前に放送されてたパラオのおばあちゃんの話が、実に感動的で。
その流れでのせいじ氏。
あ、ここモンサンミシェルの丘!
やっぱアゴゴを一望できる場所といえばここしかないですよね。
ほらー、3万人も住んでんじゃん。大都会じゃん。
「世界の“村”で発見!」じゃないですよ、朝日放送さん。
あれ、この緑のって、確かナースの制服だよね。
知らないんだ・・・。
あれ、ここもうステーションじゃん。
てことは、思いっきり病院通り過ぎてますやんか。
※ガーナでこんなこと言う日本人なんて普通いません。
ごもっともです。
ちゃんと働けよ、警備員・・・。
広いしおシャレだし、ガーナらしくないんだよねー、この病院。
思いっきりみぽりん家。
人ん家勝手に覗くなよ・・・。
裏話として、みぽりんは洗濯の真っ最中だったらしいですよ。
満を持してみぽりん登場。
名前を間違えられるみぽりん。
あーでも、隊員仲間の家に着いてすぐトイレ借りたくなる気持ちめっちゃ分かるわー。
うわー、俺このソファーで一夜明かしたことあるわー。
へー、そうなんだ。
おや、この見覚えのある作品集は・・・
今年の元旦にドミでみんなで書き初めした時のじゃありませんか。
左下にガーナ同期隊員の集合写真が!
みぽりんって字、上手いよね。
さすが書道が趣味なだけあって。
※西アフリカでスワヒリ語は通用しません。
そして次回予告。
あー、これってトシコさんのことじゃないですか。
私、この町はトーゴ国境へ行くときに一回だけ通ったことがあるんですよね。
あれ、帰りはトロじゃなくてロケバスなんだ。
というわけで、次回もお楽しみに。
いやー。
せいじ氏も番組内で言ってましたが、良かったですよね、みぽりん。
一生懸命ガンバってる彼女が取り上げられた理由が、よく分かりました。
・・・実はここだけの話、この番組からウチにもオファーは来てたんですよ。
でも(収録が行われた)5月初旬は学校が休みだったし、
配属先やJICA方面とあれこれ調整するのもめんどくさいなーと思って、
スルーしちゃったんですよね。
だけど、この放送見た後に、オファー断って正解だったなってつくづく感じました。
だって、あんなに活動中の写真持ってないし、
ガーナに来た(協力隊に応募した)理由だって不純だし、
そもそも隊員としての活動もそんなに公共の電波を使って流せるようなリッパな事してないし、
あんなガサツなせいじ氏とうまく絡める自信も無かったし・・・。
あ、珍獣ハンターとならうまく絡めるかも。
だから「イッテQ!」で来ないかな。
グラスカッターとか紹介しに、さ。
#
by ito_akihiro
| 2013-06-16 23:59
| ガーナ1306
ガーナその809 「ゼロで割る」的なおはなし
先週のとある日。
Excelの授業中のこと。
私「ある数字をゼロで割ると、答えは何でしょう?」
生徒「ゼロでーす」
私「え? ゼロ?(あれ、英語の言い回し間違えたかな・・・)」
私「ホントにゼロかな?」
生徒「ゼロだって」
あれ、ディバイドバイゼロって、
「答えはありません」ってのが正解じゃなかったっけ?
でも自分数学の先生じゃないし、よくよく考えたらイマイチ自信無かったし、
逆に向こうは自信マンマンなので、その場はとりあえず苦笑いでお茶を濁すことに。
んで家帰ってから調べたら、やっぱり解無しで合ってるじゃん。
うーん、この国では「割るゼロ=ゼロ」で教えてんのかな・・・。
プログラムをかじったことのある方ならご存知だとは思いますが、
コンピュータの世界において「ゼロ除算」の概念を理解するってのは、非常に重要なコトなんですね。
だから、ここは納得できない。
っていうか、譲れない。
小学校中学校でどうやって教わってきたかは知る由もないけれども、
これもいい機会だから、英語での言い回しも予習しておいて、
翌週の授業でドヤ顔で教えてやろうと思ったら・・・
停電で授業そのものがお流れに。
そんな、3日に2回は終日ライトオフのJuabenは今日も平和です。
Excelの授業中のこと。
私「ある数字をゼロで割ると、答えは何でしょう?」
生徒「ゼロでーす」
私「え? ゼロ?(あれ、英語の言い回し間違えたかな・・・)」
私「ホントにゼロかな?」
生徒「ゼロだって」
あれ、ディバイドバイゼロって、
「答えはありません」ってのが正解じゃなかったっけ?
でも自分数学の先生じゃないし、よくよく考えたらイマイチ自信無かったし、
逆に向こうは自信マンマンなので、その場はとりあえず苦笑いでお茶を濁すことに。
んで家帰ってから調べたら、やっぱり解無しで合ってるじゃん。
http://naop.jp/topics/topics28.html
0で割るとはどういうこと?
>ということで,3÷0の答えは,「ない」*1 というのが正解になります。
うーん、この国では「割るゼロ=ゼロ」で教えてんのかな・・・。
プログラムをかじったことのある方ならご存知だとは思いますが、
コンピュータの世界において「ゼロ除算」の概念を理解するってのは、非常に重要なコトなんですね。
http://www.sophia-it.com/content/%E3%82%BC%E3%83%AD%E9%99%A4%E7%AE%97
ゼロ除算
>ゼロ(0)、もしくは、ゼロ(0)に極めて近い値で除算を行った場合、
>コンピュータ内部での数値表現がゼロもしくは表現不能な値になる。
>そのため、その後の処理が続行不能に陥り、
>プログラムの異常終了などの意図しない振る舞いを引き起こすことがある。
だから、ここは納得できない。
っていうか、譲れない。
小学校中学校でどうやって教わってきたかは知る由もないけれども、
これもいい機会だから、英語での言い回しも予習しておいて、
翌週の授業でドヤ顔で教えてやろうと思ったら・・・
停電で授業そのものがお流れに。
そんな、3日に2回は終日ライトオフのJuabenは今日も平和です。
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by ito_akihiro
| 2013-06-14 23:59
| ガーナ1306
ガーナその781 ここ最近2ヶ月ぐらいのダイジェスト的なおはなし③
ウチの任地、ちょっと前までは停電は計画的に、
きっちり12時間おきに停電と回復を繰り返していたのですが、
今月に入ったあたりから、ついに昼夜・曜日の分け隔てなく停電が発生するようになりました。
先週は実に7日のうち5日間も、昼間完全ノー電気デー。
残りの2日も、1日のうち2ケタ時間近くノー電気デー。
おかしいなー。
新しい水力発電所も稼働し始めたはずなんだけどなー。
こりゃもう辛抱たまらんと、
配属先が休暇に突入してるのを言い訳に、こっそりアクラに逃げてきました。
てなわけで、電気もネットも水道も安定しているという贅沢極まりない環境にあぐらをかけるうちに、
またここ数ヶ月分の青年海外協力隊生活ダイジェスト版をまとめて。
3月3日(日)
去年に引き続き、「インターナショナルトレードフェア」を見学してまいりました。
いわゆる日本でもよくある“企業展”の、国際バージョン的なサムシングですね。
そしてこの居並ぶ企業のブースの片隅で燦然と輝いていた、
我らがガーナが生んだ偉大な発明家、M子シニアボランティアの今年の自慢の発明品がこちら。
なんとソーラー電源で走る、電動車椅子なんですって。
うーん、実にシュールな画だ・・・。
せっかくの機会ということで、私も乗せていただきました。
これが、意外とスピードが出て怖かったりして・・・。
ちなみに翌月、Kumasiで開催された同様のイベントにも参加してきましたとさ。
きっちり12時間おきに停電と回復を繰り返していたのですが、
今月に入ったあたりから、ついに昼夜・曜日の分け隔てなく停電が発生するようになりました。
先週は実に7日のうち5日間も、昼間完全ノー電気デー。
残りの2日も、1日のうち2ケタ時間近くノー電気デー。
おかしいなー。
新しい水力発電所も稼働し始めたはずなんだけどなー。
中国が受注したガーナの水力発電所稼動開始
http://japanese.cri.cn/881/2013/05/04/181s208058.htm
こりゃもう辛抱たまらんと、
配属先が休暇に突入してるのを言い訳に、こっそりアクラに逃げてきました。
てなわけで、電気もネットも水道も安定しているという贅沢極まりない環境にあぐらをかけるうちに、
またここ数ヶ月分の青年海外協力隊生活ダイジェスト版をまとめて。
3月3日(日)
去年に引き続き、「インターナショナルトレードフェア」を見学してまいりました。
いわゆる日本でもよくある“企業展”の、国際バージョン的なサムシングですね。
そしてこの居並ぶ企業のブースの片隅で燦然と輝いていた、
我らがガーナが生んだ偉大な発明家、M子シニアボランティアの今年の自慢の発明品がこちら。
なんとソーラー電源で走る、電動車椅子なんですって。
うーん、実にシュールな画だ・・・。
せっかくの機会ということで、私も乗せていただきました。
これが、意外とスピードが出て怖かったりして・・・。
ちなみに翌月、Kumasiで開催された同様のイベントにも参加してきましたとさ。
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by ito_akihiro
| 2013-05-17 23:59
| ガーナ1305
ガーナその761 ここ最近2ヶ月ぐらいのダイジェスト的なおはなし②
2月18日(月)
というわけで、本日向かったのがこちら。
「Baba Yara Stadium」という、Kumasiにある国際スタジアムです。
実はここで開催された「Athletics(陸上競技会)」を見学してきたんですね。
Ashanti州内の津々浦々から集まったのべ30あまりの高校がスポーツでしのぎを削る、
まさに“ガーナ版大運動会”ですよ。
私も生徒たちと一緒にスクールバスに乗って現地に行ったのですが、
「イトーはTeacherなんだからVIP席で見てきなよ!」と生徒に肩を押されて彼らと別れ、
一人寂しくまるで競馬場みたいな屋根のあるスタンドで悠々と見学させて頂きました。
ちなみに彼ら生徒達は直射日光を120%浴びながらの観戦を強いられてましたね。
よく熱中症とかにならんもんですよ。
選手はたまに倒れて担架で運ばれてたりもしましたけども・・・。
種目は短距離走、
長距離走、
リレー、
走り高跳び、
やり投げ、
円盤投げ、
その他にも走り幅跳び、棒高跳び、砲丸投げなど多種多様。
意外と言っちゃあ何ですが、かなり運営側の段取りがよく、
どの競技もスムーズに進行されていたのが印象的でした。
そして気付いた、ウチの高校の隠された秘密がふたつ。
その① ウチの学校は、速い。
なんと男子4×100mと4×400mリレーでそれぞれ優勝、
4×200mでも3校横並びのゴールでハナ・クビ差の3着と、
その快速っぷりにスタンドが思わずざわつくくらい。
女子はちょっと残念でしたけど・・・。
その② ウチの学校は、おとなしい。
こういう類のイベントだと、一部の生徒はバカ騒ぎというかハメを外しがちなんですが、
みんな借りてきた猫のようにスタンドの片隅でずっと静かに見物してんの。
普段の校内だと奇声あげるヤツとかもいるんですけどねぇ・・・。
でも、やっぱり観客席の一部では興奮した学生の暴動的なことも起こっており、
アーミー的な方々が制圧に向かっていたのがちょっぴり印象的でした。
2月24日(日)
そしておんなじ週の週末。
今度は隊員仲間で再びおんなじスタジアムに足を運んで参りました。
目的は、せっかくワールドカップでベスト8に残るくらいサッカー熱の高い国まで来て、
国内リーグも見ずに帰国しちゃうってのもなんかもったいないじゃないかということで、
ガーナサッカーのプロリーグ(Ghana Premier League)をお腹いっぱい堪能しよう!
・・・ってのがコンセプトでした。
今回の対戦カードは、我らKumasiが誇る名門チーム「Asante Kotoko」と、
Accraにある「Liberty Professionals」という、ぶっちゃけよく知らない謎のチーム。
ガーナのプレミアリーグといえば、
Kumasiの「Asante Kotoko」とAccraの「Hearts of Oak」が、2強と言われています。
いわゆる巨人・阪神みたいなもんです。
だからこの両軍のマッチだと、チケットも飛ぶように売れて、しかも通常よりも割高なんだとか。
(※ちなみに今回はVIPシートで10セディでした)
でも今回は相手がリバティなんちゃらとかいう、どこの馬の骨かも分かんないチーム。
というわけで、正直、試合前は面白い展開を期待していなかったのですが、
蓋を開けてみれば、これが、まあ手に汗握る白熱の試合でございまして。
前半は、我らコトコが0対1のビハインドで折り返すという、まさかの展開。
意気消沈(そうでもない?)のコトコ日本人サポーターズ。
しかし後半、怒涛の得点ラッシュであっという間に2対1と逆転。
小躍りする筆者。
だけどやがて同点に追いつかれ、そして終了間際、まさかの逆転・・・。
もう、この時点で観客の多くが諦めて帰っていきました。
もー、最後まで見てけよ・・・。
なんか、こういうトコにお国柄ってのが滲み出てますね。
しかししかし、我々の願いが通じたのか、最後の最後でまさかのPKをゲット。
これをきっちり決め、3対3の同点で試合は終わりました。
いやあ、気温もさることながら、最初から最後までアツい試合でした。
世界の皆さん、イングランドのプレミアリーグもいいですけど、
ガーナのプレミアリーグも捨てたもんじゃないですよ!
というわけで、本日向かったのがこちら。
「Baba Yara Stadium」という、Kumasiにある国際スタジアムです。
実はここで開催された「Athletics(陸上競技会)」を見学してきたんですね。
Ashanti州内の津々浦々から集まったのべ30あまりの高校がスポーツでしのぎを削る、
まさに“ガーナ版大運動会”ですよ。
私も生徒たちと一緒にスクールバスに乗って現地に行ったのですが、
「イトーはTeacherなんだからVIP席で見てきなよ!」と生徒に肩を押されて彼らと別れ、
一人寂しくまるで競馬場みたいな屋根のあるスタンドで悠々と見学させて頂きました。
ちなみに彼ら生徒達は直射日光を120%浴びながらの観戦を強いられてましたね。
よく熱中症とかにならんもんですよ。
選手はたまに倒れて担架で運ばれてたりもしましたけども・・・。
種目は短距離走、
長距離走、
リレー、
走り高跳び、
やり投げ、
円盤投げ、
その他にも走り幅跳び、棒高跳び、砲丸投げなど多種多様。
意外と言っちゃあ何ですが、かなり運営側の段取りがよく、
どの競技もスムーズに進行されていたのが印象的でした。
そして気付いた、ウチの高校の隠された秘密がふたつ。
その① ウチの学校は、速い。
なんと男子4×100mと4×400mリレーでそれぞれ優勝、
4×200mでも3校横並びのゴールでハナ・クビ差の3着と、
その快速っぷりにスタンドが思わずざわつくくらい。
女子はちょっと残念でしたけど・・・。
その② ウチの学校は、おとなしい。
こういう類のイベントだと、一部の生徒はバカ騒ぎというかハメを外しがちなんですが、
みんな借りてきた猫のようにスタンドの片隅でずっと静かに見物してんの。
普段の校内だと奇声あげるヤツとかもいるんですけどねぇ・・・。
でも、やっぱり観客席の一部では興奮した学生の暴動的なことも起こっており、
アーミー的な方々が制圧に向かっていたのがちょっぴり印象的でした。
2月24日(日)
そしておんなじ週の週末。
今度は隊員仲間で再びおんなじスタジアムに足を運んで参りました。
目的は、せっかくワールドカップでベスト8に残るくらいサッカー熱の高い国まで来て、
国内リーグも見ずに帰国しちゃうってのもなんかもったいないじゃないかということで、
ガーナサッカーのプロリーグ(Ghana Premier League)をお腹いっぱい堪能しよう!
・・・ってのがコンセプトでした。
今回の対戦カードは、我らKumasiが誇る名門チーム「Asante Kotoko」と、
Accraにある「Liberty Professionals」という、ぶっちゃけよく知らない謎のチーム。
ガーナのプレミアリーグといえば、
Kumasiの「Asante Kotoko」とAccraの「Hearts of Oak」が、2強と言われています。
いわゆる巨人・阪神みたいなもんです。
だからこの両軍のマッチだと、チケットも飛ぶように売れて、しかも通常よりも割高なんだとか。
(※ちなみに今回はVIPシートで10セディでした)
でも今回は相手がリバティなんちゃらとかいう、どこの馬の骨かも分かんないチーム。
というわけで、正直、試合前は面白い展開を期待していなかったのですが、
蓋を開けてみれば、これが、まあ手に汗握る白熱の試合でございまして。
前半は、我らコトコが0対1のビハインドで折り返すという、まさかの展開。
意気消沈(そうでもない?)のコトコ日本人サポーターズ。
しかし後半、怒涛の得点ラッシュであっという間に2対1と逆転。
小躍りする筆者。
だけどやがて同点に追いつかれ、そして終了間際、まさかの逆転・・・。
もう、この時点で観客の多くが諦めて帰っていきました。
もー、最後まで見てけよ・・・。
なんか、こういうトコにお国柄ってのが滲み出てますね。
しかししかし、我々の願いが通じたのか、最後の最後でまさかのPKをゲット。
これをきっちり決め、3対3の同点で試合は終わりました。
いやあ、気温もさることながら、最初から最後までアツい試合でした。
世界の皆さん、イングランドのプレミアリーグもいいですけど、
ガーナのプレミアリーグも捨てたもんじゃないですよ!
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by ito_akihiro
| 2013-04-27 23:59
| ガーナ1304